2009年5月2日土曜日

ディーゼル車

そういえば。
先日、エコキュートの冷媒がどうのって書いたが、それは二酸化炭素(・ω・)b
ヒートポンプで環境に優しいとか言いながら、温暖化係数の高い気体を冷媒にしているので、廃棄時の環境負荷はそれなりに高そうな気がする。
そういう意味ではCO2ポンプもそうなのだが。

廃棄時の環境負荷で思い出したが、前の車ランドクルーザー70系から、今の車MPVに乗り換えたのは、当時住んでいた地域でディーゼル車は将来車検を通らなくなることが決まっていたから。
それが無ければずっと…少なくとも20年くらいはランクル70に乗り続けていたのではないかと思う。
今でもそのランクルのことを思い出すとちょっと込み上げるものがあるくらい気に入っていた。

そもそもディーゼルエンジンの燃料の軽油は、条件のいい状態で完全燃焼させれば、ガソリンより有害物質が出ない、クリーンな燃料らしい。
ただ、それをエンジンの中という、めまぐるしく変化する環境で実施するのが難しく、昔のディーゼルエンジンは黒煙を噴出してしまっていたわけだ。
確かに、自分の乗っていたランクル70も加速時には多少の黒煙を噴いていた。
黒煙以外に目に見えないNOxも吐いていたとは思うし、それが多く集まれば大気汚染につながるだろう。

だから規制をかけるのは理解できる。
が、ディーゼル規制が車の型式番号でなされていたので、車の買い換えしか選択肢がない。
そうではなく、当時、コモンレールやDPFといった技術を複合してクリーンなディーゼルエンジンが出てきていたので、買い換えだけではなく、エンジン換装でクリーン化する方向での排ガス規制対応も視野に入れて欲しかった。

最近、エコ換えなる言葉でハイブリッド車や低燃費車への乗り換えキャンペーンをやっているが、だいたい、「車を規制をクリアしたものに買い替える≒古い車を廃棄して新しい車を生産する」ということだ。
廃棄するにも生産するにも相応の環境負荷はかかるし、それこそもったいない。
であれば、買い換えを抑えて、後付けの装置でクリーン化、省燃費化する技術や製品を開発し、既存の車を延命することを考え、それを優遇していくべきではないだろうか。
自動車産業が傾くと経済が滞るから生産量は増やす必要がある、という言い分もあるだろうが、作らないのが一番の環境保全につながる…と、勝手に思う。

他の意見を聞きたい。

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