2008年12月25日木曜日

手術ログ(3)

肝心の手術は、13時から別の人の手術があって、それが終わったら、ということで、14時半から準備して、15時くらいから、ということだったが、結局さらに1時間遅れて16時から施術となった。

手術室までは、病室担当の看護婦さんに連れられて、歩いて行く。
そこで例のかわいい手術室担当の看護婦さんと再会…ってマスクでほとんど顔が見えないし(ToT)

初めて入る手術室は、ドラマで見たのと同じで、広い室内の真ん中にベッドがあり、周りには器材を載せたワゴンや、何に使うのかわからない機械といったものがいくつか並んでいる。
天井には蓮の実のようなライトもある。
今更ながら、ちょっと緊張…o(;-_-;)oドキドキ

麻酔のため、肩幅くらいしかないベッドで横に向いて背中を丸める。
下半身麻酔は脊髄に注射するので、それが痛くないように局所麻酔の注射をまず打つのだが、これがちょっと痛い(-_-;
で、「ちょっと押されたような感じがするよ」って言われて、メインの麻酔注射が刺されたのだが、押されたどころか、けっこう痛い(T^T)
「いや、痛いって…」
さすがに声に出して言ってはみたが、もうすぐ効くからって流されたヾ(- -;)

実際、すぐに腰から下全体がだるくなり、なんとなく温かい感じがするようになった。
それから脚に力が入らなくなり、気付いたら触られてる感覚とかさっきの注射の痛みとか、一通り無くなっていた。
あと残っているのは全体的な違和感( ̄へ ̄|||)
しばらくはだるくて、上半身はもがきたい気分…。
その上半身は、だんだん表面は平気で芯だけ冷えるような感じで寒くなってきて、ガタガタ震えて歯までカチカチ鳴らしてしまった。

そんななか、「膝の毛、剃らせてね~」って主治医さんに間の抜けた確認されて、「今更なんで、何でもやっちゃってください」って投げやりに答えたおかげ(?)か、一瞬、幾分不快感は和らいだ。
バリカンの音が聞こえてきたが、もう全く触られている感覚もなく、施術の痛みは大丈夫そうだ。

が、やっぱり寒いので、看護婦さんにその旨伝えると、ホットパックなる温かいゴムの袋を上半身のあっちこっちにあてがってくれた。
それが気持ち良かったのか、麻酔が効きすぎているのか、やたらと眠くなったので「寝てていいですか」って寝てしまった。

次に目が覚めたら、さっきまでは気付かなかった、やっぱりドラマで見たような壁のデジタル時計が目に入った。
開始からまだ20分しか経ってないらしい。
いつ頃寝たのか、どれくらい寝てたのかはわからないが、このときは頭がすっきりしていたし、麻酔がかかった箇所にあっただるさも解消していた。

自分の意識が戻ったのに気付いたらしく、「膝の中見る?」って主治医さんに声をかけられた。
思いっきり即答で見せて欲しいとお願いしてしまった(^^;)
既に内視鏡が刺さっていたようで、モニターをゴロゴロと自分の方へ。
胸から下にはカーテンが下ろされてるので実際に刺さっているところは見えない。
ので、余計にバーチャルと言うか、実感が無く、気持ち悪いとも思えなかった。

膝の中の映像を見ながら、半月板を切る範囲や、軟骨の傷んでいる部分の説明を受け、あとはエイリアンの口みたいなハサミでぱちぱち切り取っていく。
あっという間に終了、って感じで、やっぱり終わった実感もない。
あ、それは麻酔のせいか(6 ̄  ̄)ポリポリ

そう言えば例のホットパック、途中で気付いたが、手術で使う薄いゴム手袋にお湯を入れたものだった(笑)
こんなものなのか?

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